【関西ロボットワールド2025】第8回 産業用ロボット展来場の御礼とご報告

公開日時:2025/06/25

去る6月5日(木)〜6日(金)の2日間、インテックス大阪にて

関西ロボットワールド2025『第8回産業用ロボット展』が行われました。

 

2025年4月13日より「大阪・関西万博」が開催されていることは、皆さまご存知の通りですが、インテック大阪の最寄駅「コスモスクエア」は、大阪メトロ中央線の万博会場最寄駅の「夢洲(ゆめしま)駅」の一つ手前。

私たちは設営のために開催日前日に会場入りしたのですが、予想以上に電車は激込み!! 降りるのも一苦労でした。

 

翌日からの展示会来場者様に影響が出なければいいな~とドキドキしつつ、そういえば昨年は、開催前に発生した台風1号の影響が出なければいいなぁ〜と、同じようにドキドキしていたことを、思い出しました。

 

おかげさまで昨年は、台風の影響もなく、会場は大盛況\(^o^)/

そして今年は、天気の心配は1ミリもなく、連日30℃前後の夏日となり、まさに展示会日和♪

 清々しい青空の下、初日からたくさんのお客様が来場されました。

 

お忙しい中、弊社展示ブースにお立ち寄りいただきまして、誠にありがとうございました。

この場を借りまして、改めてスタッフ一同、心より御礼申し上げます m(_ _)m

 

今回NICブースでは、ファナック株式会社様株式会社国盛化学様株式会社不二越様にご協力いただき

すぐに使えるロボット架台のご紹介だけでなく、お客様とアイデアを共有し共に創り出す

『共創』についてご説明させて頂きました。

 

ご都合が悪くご来場できなかった方、ブースに人がいっぱいで見られたなかった方、

また、アテンド人員が足りず、詳しいお話を聞けなかった方のために、NICのロボット架台の進化を

たっぷりとご紹介いたしますので、どうぞごゆるりとご覧ください♪

晴天に恵まれたインテックス大阪

関西ロボットワールド2025『第8回産業用ロボット展』の開幕です♪

ロボット・モビリティに特化した導入・開発を促進する関西圏で唯一の専門展示会

『関西ロボットワールド2025』の開幕です!!

 

5月に関西エリア最大のロボット関連の展示会が、同じくここインテックス大阪で開催されたこともあり、来場者様が大幅に減少するのではないかという不安も実はありました。

 

しかーし! 今回の展示会はロボット導入の推進という明確なテーマであることから、「ロボットの購入は決まっているが、どうやって自動化を進めたら良いのか?」など、リアルなお悩みを解決するべくご来場されているお客様が多いと感じました。

 

そんなお客様にご覧いただいたNICブースがこちら♪

 

じゃ~ん!!

ド、ドーン!!と、見応えバッチリ♪

今回はNICの共創シリーズから3台のロボット架台を展示しました!!

 

それでは、それぞれのロボット架台についてご説明いたします。

 

技術を要するレーザー溶接を自動化!

まず1つ目は、FANUC様と共創させて頂いた

『ファイバーレーザーロボット架台』です。

 

 

ファイバーレーザーロボット架台!展示会用に中が見える仕様になっております。

ロボットは、手動とロボットの切り替えが簡単に行える「2 in 1 system」を採用し

多彩なダイレクトティーチングはもちろん、レーザー専用アイコンで簡単にプログラム作成が可能な

レーザー溶接に優れたFANUC CRX-5iAを搭載♪

装置メーカーとして培ったNICの技術を駆使し、6つの標準装備品で安全基準を満たした

レーザー光が漏れない高い精度な架台

ロボットをセットアップした状態でお届けするパッケージ品で、

しかも、保護メガネなしでも安全に作業が行える

まさに! すぐに人の代わりに使えるロボット架台 です!!


職人技術が必要な一品物や多品種小ロットのレーザー溶接に最適で、人材不足をスピーディに解消します。

 

詳しくは、会場でお配りしていた以下のパンフレットをご覧ください♪

『ファイバーレーザーロボット架台』のチラシ。下記リンクからダウンロードもできます↓↓↓↓↓

輸送コストを大幅削減!『トランスフォーム架台』

さてお次は、NICブースにて初披露

「こんなのあったら良いな♪」を実現するべく、国盛化学様と共創させていただいた

TMロボット専用『トランスフォーム架台』です!!

 

じゃじゃ~ん!!

 

 

TMロボット専用『トランスフォーム架台』

国盛化学様は、1957年(昭和32年)に設立されたプラスチック総合メーカー。

長年培ってきた高い成形技術力で、多様化するニーズに対応されています。

 

独自の複合連続一体成形技術を用いて作られた、つなぎ目のないケーブルチェーンを応用し、
自動化・省人化には欠かせないロボット用として、滑らかで複雑な三次元方向の動きに対応する
ケーブルチェーン『サイルベア®フレックス』を開発されました。

会場で展示していたPOP。『サイルベア®フレックス』のカタログは、下記リンクからダウンロードできます↓↓↓↓↓

この『サイルベア®フレックス』をTMロボットに装着し、様々な展示会やイベントで紹介するため、

意匠性が高く、コンパクトな収納型ロボット架台が欲しい!というご要望をいただきカタチにしたのが、

この『トランスフォーム架台』なのです(^^)v

 

意匠性は、アルファフレームならではのクリア塗装の美しさと高い精度でバッチリOK♪

最大の特徴は、その名の通り『トランスフォーム』、そう転換です!!

 

なな、なんと!!

架台が上下に分離して、ロボットとコントローラーそれぞれを運ぶ台車となるのです\(^o^)/

 

架台上部のパネルを外すとキャスターがお目見え。

ロボット装着部のテーブルを外して

架台を分離し、上部をロボットテーブルにかぶせて合体!

移動しやすいキャリー型に大変身♪

コントローラーもしっかり固定されており、配線も簡単♪

精度の高いアルファフレームと計算された最適設計で、ロボットをしっかり支えます!!

配線も簡単♪

これだけ小さく収まるので、乗用車でも安全に移送することができ

面倒な配送手配もなく輸送コストを大幅に削減します!!

 

共創して作り上げたトランスフォーム架台への想いはNICも国盛化学様も同じですが、
国盛化学のご担当者様が、関西ロボットワールドということで、敢えて関西弁で
思いのたけを伝えてくださったのでそのままご紹介させて頂きます。

協働ロボットは人とコラボしてなんぼ!
根の生えた設備として柵の中に閉じ込めては、折角の汎用性が消えてまう。
この架台は、固定物のように思われる筐体ですが、場所を選ばず工場からも飛び出して活躍できる!
固定観念を取っ払えば、自動化のアイデアだった無限大に創造できるかも?知らんけど!
気~いつけば、輸送費削減にも貢献してたわ!

 

この言葉にNICスタッフは、思わず「そやな~」って言うてもうたやん♪

使う人に寄り添うロボット架台を共創によりカタチにしたトランスフォーム架台は

デモや展示機にお勧めのロボット架台です。

是非ともご検討ください!!

会場で配布していたチラシです。PDFカタログは、下記リンクからダウンロードできます↓↓↓↓↓

不二越のぶつからない協働ロボット『MZS05』専用架台♪

3つ目は、不二越様と共創させていただいた

ぶつからない協働ロボット『MZS05』用架台です。

 

じゃんじゃ、じゃ~ん!!

 

 

不二越のぶつからない協働ロボット『MZS05』用架台!!

従来の協働ロボットは接触すると停止する機能が付いていますが、接触してからでは、いくら動作速度が遅くてもロボットにぶつかれば痛いし、ケガのリスクがあります。

この『MZS05』は、360度どの角度からでも接触する“前”に、人や物の接近を検知して衝突を防ぎ、更には検知された物がなくなると、操作なしに自動で作業を再開するという安全性と作業性が高いロボットです。

 

また、最高速度は協働時1000mm/sec、非協働時2500mm/secで、位置繰り返し精度は±0.02mmと小型協働ロボットとしてはトップクラスの高速・高精度を実現しており、ロボットの性能を最大限にいかす剛性の高い架台が必要!!

ということで、今回はM8フレームを採用し、非協働時の速度でも精度を落とすことなく、
『MZS05』をしっかり支える架台を製作しました\(^o^)/

 

今回は展示会デモ機用として製作しましたが、実は、ALFA KITロボットシリーズのNewアイテムとして、

更にブラッシュアップした安全性・利便性の高い『MZS05』専用架台を開発中いや、共創中です!!

さて、どんな形状の専用架台が誕生するのか!乞うご期待です♪

 

新たな共創を求めて♪

以上、今回の展示会では、FANUC様、国盛化学様、不二越様との共創から誕生した3台のロボット架台を展示させていただきました。

 

冒頭でも申し上げたとおり、つい1ヶ月前に同会場で大きなロボット関連の展示会が開催されたこともあり、お客様の動向を心配しておりましたが、実際にお会いてみると、ロボット自体ではなく、架台を含めてのロボット導入を前向きに検討されている方が多くいらっしゃいました。

通路までお客様でいっぱい♪

トーランスフォームの仕組みをご覧いただきました\(^o^)/

今回の3社様との共創は、NICとしても貴重な知識と経験を得ることができました。

単なる架台のご提供だけではなく、ロボットや周辺機材も含めて、お客様に最適なロボット導入をご提案していくーーー。

NICだけでは成し遂げられないことでも、「共創」することで2倍、3倍、いえ、2乗、3乗にお客様に役立つより良い製品が生まれるのだと、改めて実感いたしました。

 

今回の学びを今後の開発に活かし、様々な用途に特化したパッケージ品や専用架台を開発して参りますので

次回も、どうぞお楽しみに♪♪♪

最後になりますが、協賛いただきましたファナック株式会社様、株式会社国盛化学様、株式会社不二越様に改めて感謝を申し上げます。

そして、たくさんのお客様にご来場いただきましたこと、改めて厚く御礼申し上げます。

スタッフ一同、心からの感謝の思いを込めまして・・・

誠にありがとうございました<m(__)m>

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